初めての雀王戦

リーグ戦、第1節。

日本プロ麻雀協会に入会して初めての対局。
場所も初めてということでそれなりに緊張をして会場に。

なんと、初戦はスリアロ村でおなじみのケルヴィンと同卓!

ケルヴィン = 橘 悟史

そして、僕と同期で入った
木村 尚嵩プロとも同卓。

実はこのお方。実は天鳳という無料ネットゲームで『八段』という実力者
Hane1500
という名前でプレイしています。
はねせんご、と読むらしい。
天鳳勢からはそこそこ人気なのだとか。
これは終わってからわかったことですが、実際彼の

ギリギリまでテンパイに向かう粘り
親番で何度も放たれたリーチ

にはかなりストレスを与えられましたw
しっかりめんどくさい相手で、今後要注意な相手になってくるでしょう。

いやぁ、いきなり厳しい相手ですが
「まぁいつも通り自由にやろう」
という想いで卓につきました。

こんなところからも狙うんです!

1戦目のオーラス。
4人の持ち点が近く、全員にトップとラスの可能性がある状況。
僕は現状2着目で2,000点をあがればトップ。

北家 ドラ七索 配牌
八萬一索三索一筒一筒三筒五筒五筒六筒九筒北白中

んー。メンゼン(ポンやチーをしないこと)ではスピード的に厳しそうです。
では、鳴き(ポンやチー)で打点が足りるものは何か?
ホンイツが一番速そうですね。

と、考えていたら南家の第1打で一筒が打たれたので
「ポン!」

北家 ドラ七索 1巡目
一索三索三筒五筒五筒六筒九筒北白中 ポン一筒一筒一筒

実はこういった仕掛け、競技麻雀では割と普通です。
アガりを目指すには、多少ゴールが遠くてもこういった仕掛けをして行かなければなりません。

と思っていたら数巡後に白をあっさりツモってきます。

北家 ドラ七索
三筒五筒五筒六筒九筒東北白白中 ポン一筒一筒一筒

その後、北をツモってきて九筒切り。直後に白が出てポン。

北家 ドラ七索
三筒五筒五筒六筒東北北 ポン白白白 ポン一筒一筒一筒

当然周りも焦って仕掛けてきます。
ただ、ここから四筒をツモってきて、あっさりイメージ以上のテンパイとなりました。

三筒四筒五筒五筒六筒北北 ポン白白白 ポン一筒一筒一筒

結果、四筒をツモり、1300 2600のツモアガりとなりトップとなりました。
初戦で初トップは気持ち的にもかなり嬉しいですね!

今でこそこういった仕掛けが出来ますが、僕が麻雀を始めたての頃はこういった手牌で仕掛けていくことが出来ませんでした。

もし、「麻雀を少しやるけど、あまり仕掛けができない」という人は、試しに仕掛けてみると楽しさの幅が広がるかもしれませんね(^^♪

ツモ切りリーチ!?突撃だー!!

3回戦目。
自分が東家の時に、西家が一筒を暗カンした直後にそのままツモ切りリーチをしてきました。

むむむ?これはどういうことだろう。

この対局のルールは、一発裏ドラがあるルールです。
基本的には、リャンメン待ちであればどんどんリーチをかける打ち手が多い中で、この判断はどういうことだろう?

おそらくですが、待ちが悪いものの、カンをして裏ドラも増えたことからリーチに至ったのでしょう。
自分はピンフドラドラのイーシャンテン(リーチまであと1手)。
もうこのリーチはないものとして、自分の手牌だけを見て手を進めました。

内心、怖いんだけどね。やっぱりできれば放銃はしたくないからねw)

結果、相手に追いついて追っかけリーチ!
無事、12,000点をあがることが出来ました。

これは良いプレーだったかな。

大きなトップ目だけど、これでいいのか?

3回戦目。
先程の加点で周りより大きくリードした南3局

南3局 50,300点持ち 西家 ドラ六索
三萬三萬三萬四萬伍萬六萬六萬七萬八萬九萬六索七索西西

ホンイツにいくとドラの六索を捨てなければならないので、普通に考えればリーチで良いです。
ただこの時、2着目で自分と将来競る可能性があり、まだ親が残っている南家がドラと同じ色であるソーズの一色手をやっていました。

そしてこの時の情報は
五索が3枚 八索が1枚捨てられています。
アガり牌の枚数が既に少なく、かつドラ色のホンイツが居てより少なく見積もられる中で、自分は点棒に余裕もあり手牌に蓋をする必要もない。

「でもまぁ、1枚くらいいるかもしれないし。」
とリーチをしてしまいました。

おそらく、リーチをせずにそのまま九萬切りの方が良いでしょう。
何故なら、西をポンすることで役ありに変化させることができるからです。
その状態でもし親からリーチを受けても、比較的安全な牌を選択することが可能です。

しかし、ここでリーチをしてしまったことで僕は降りる選択肢を失ってしまいました。

結果、親からは追いかけリーチを受け、ソーズのホンイツからも少し攻撃的な姿勢が見え、自らリスクの方が圧倒的に高い状況を作り出してしまいました。

結果は、ソーズの一色手をしていた人が親のリーチに放銃して2,300点が横移動しただけで済みましたが、かなり反省すべき判断であったと思います。

安藤 弘樹プロ。テンパイ外しの妙手

同期に 安藤 弘樹プロという方がいて、僕は自分の対局が終わった後に彼の対局を観戦していました。

彼は、木村 尚嵩プロと同じで天鳳八段の実力者です。
Lamb

というアカウントでプレイしていて、天鳳勢からも人気があります。
彼がプロになる報告をツイートした時についた100件の「いいね」がそれを証明しています。
ちなみに、らむ と読むそうです。

そんな彼は、苦戦していました。
点棒が少なくラス目のオーラスの親番。

東家 オーラス ドラ三索 7巡目
一索二索三索三索五索六索七索七索九索二萬三萬四萬伍萬

ドラを多少強引に引っ張りながらも、なんとかあと1歩でテンパイという形になりました。
二萬伍萬をツモると三索を切って 八索のカンチャン待ちでリーチをする予定だったでしょう。
しかし、ここに四索六索ツモってきます。

東家 オーラス ドラ三索 11巡目
一索二索三索三索四索五索六索六索七索七索二萬三萬四萬伍萬

二萬伍萬を切ればテンパイです。リーチを打つこともできます。
情報は、七索が1枚切れ。マンズが多く切れていて山に比較的多く残っていそうです。

上家(左隣)の人は既にこの安藤プロの親を流すべく仕掛けをいれています。
通常、打点も十分で親番であることを考慮するとリーチを選択したくなります。

しかし、安藤プロはしばらく考えた後、

七索切り。

一索二索三索三索四索五索六索六索七索二萬三萬四萬伍萬

この形であれば、
二索三索五索六索八索一萬二萬三萬四萬伍萬六萬
この11種類の牌のうちどれかがくれば、待ちが2つ以上のテンパイになります。

全部で34種類ある麻雀牌の中で11種類もあれば、比較的すぐツモれるのではないでしょうか。
この計算をしつつ、いち早くリーチを打って攻撃の姿勢を見せたい中で、彼は焦らずテンパイを外す選択をしました。

いやぁ、すごいなぁ。

結果は、他の人が上家に放銃して半荘が終了し、4着となりました。

対局終了後、
安藤プロ「あれはやりすぎましたかねぇ。。。?」

通常の思考であれば、『親、点棒がない、打点充分』の3拍子が揃っていればリーチという思考がベースにある分、どうだったのだろうと振り返る気持ちもわかります。

が、僕はあの選択の方が良いと本気で思っていたので
「いや、あれが正解なんじゃない?」
と返しました。

上家が既に仕掛けていることが大きく、

①もう後手を踏んでいると考えた方が良いという点
②自分がリーチを打った場合、自分の捨て牌に上家のロン牌があると上家のあがる可能性が上がる点

この2点を考慮すると短期決戦に持ち込む方がよく、その為には良い待ちでリーチをした方が勝機のある選択といえると思うからです。

この選択をまた振り返るこの姿勢も好感持てますよね。
追い込まれた状況にも関わらず、我慢強い決断をした彼の判断に僕は少し感動しました。

麻雀プロの対局は、放送されなければ基本的には孤独な戦いです。
自分のファインプレーやつらさを誰とも共有できないことが多いこの世界で、今回たまたまこういったプレーを見られたのはラッキーでした。

また、彼の麻雀を観る機会があれば観戦してみよう。
天鳳でも彼の打ち筋を観ることはできるようなので、興味のある方はどうぞ。

結果

この日はラッキーな展開も多く、暫定3位となりました。
ポイントの上下が激しいルールなのでまだまだわかりませんね。
このアドバンテージを大切にしていきたいと思います。

それではこれからも頑張りますので、応援よろしくお願いいたします!