五反地清一郎 オフィシャルブログ麻雀オータムチャンピオンシップ

オータムチャンピオンシップ

日本プロ麻雀協会の中では唯一、一発裏ドラのないルールの大会です。
ウマは1位+15、2位 +5、3位 △5、4位 △15
(△は麻雀界ではマイナスを意味します。▲が本当は正しいとかいろいろ聞きますが、手で書くときにわざわざ塗りつぶすのも手間なので△が多用されますね。)

僕は以前、一発、裏ドラのないルールを主流としている日本プロ麻雀連盟に所属していたので、比較的慣れたルール。(1回昇級した程度なので強いとは言えない^^;)

そちらの予選は通過することができて、本戦(ベスト36)に出場。

本戦のシステムは、同一メンツで3回半荘を打ち上位2名が通過。
麻雀界ではトーナメント方式と呼ばれるシステムになっています。

対戦相手!

僕の対戦相手は、

吉田 基成プロ(第6期 雀竜位、第3回オータムチャレンジカップ優勝)


僕の会社の上司(4年間お世話になった)。この人のおかげで店長になれたと言っても過言ではない。現在はエリアマネージャー。

 

矢島 学プロ(B1リーグ)


僕の会社のエリアマネージャー。会社で一番最初にお世話になった上司で、会社では父のような存在。

 

水口 美香プロ(More、マーチャオ所属プロ)


もはや説明不要。麻雀界屈指の美女。多数メディアで活躍中。

見慣れたメンバーではあるものの、会社の上司と真剣な対局の場であたったことがあまりない僕にとっては逆に緊張する組み合わせ。

ただ、基本的にやることは変わらないので、あまり考えすぎないように対局に集中しようと意識していました。

開局!

初戦はラッキーな場面も多く、トップ。
2戦目のオーラス、僕はまた展開に恵まれてトップ目でした。
現状2着目は上家の吉田プロで3500点差。
2人テンパイまではセーフ。3900点をあがられてしまうと逆転されてしまうという局面。

僕は役のない③⑥待ちでテンパイ。

一二三三三④⑤123444 ドラは忘れた!

吉田プロは既にタンヤオの牌をポンしてドラを捨てています。
捨て牌と必要な条件を合わせて考えると、トイトイに役牌かタンヤオが絡んでいる可能性が高そうです。

僕がリーチをするデメリットは
①僕がリーチ棒で千点だすことで周りの条件を楽にしてしまう。
②相手が攻めてきて自分が放銃した場合、順位点がマイナスに至るレベルになる可能性がある
③自分はドラを持っていない為、この手牌ではめくり合いの際にリスクの方が高くなる
④役牌を自分が持ってきた際に、吉田さんに対して止めることができない

これらのデメリットを考慮してリーチをせずに役なしのダマテンに。
※ダマテン(黙テン)・・・テンパイをしてはいるが、リーチをしないこと。

役がないので、当然アガリ牌が出てもロンすることはできません。

そんな時、東家の水口プロから③が打たれます。
リーチをしていればこれはロン出来ていた牌。
(リーチをしていた場合は切っていない可能性ももちろんあります。)

それを吉田プロが「ポン!」

最終的に水口プロからリーチが飛んできて、吉田プロは真っ向勝負。
結果、吉田プロが白「ツモ!」
1600,3200のツモあがりとなり逆転を許してしまいました。

南家 吉田

一一一66白白 ツモ ③③③ポン四四四ポン

最終戦!

2回戦が終わってからは、最終半荘を迎える上で全員条件の確認をします。

現状、1着は吉田プロ。
僕は2着目で3.9P差くらい。あってないような差です。
3着目は水口プロで僕と47.3P差。
矢島プロは72P差近くある4着目でかなり厳しい状況でした。

水口プロにトップラスを決められても、さらに17,000点差をつけなければならず基本的には大丈夫そう。

※トップラス・・・片方がトップで片方がラス。順位点で考えられる最大値。この場合は僕が4着で水口プロがトップを取ると30Pの差が縮まります。

そんなこんなで迎えた最終戦。
南1局、親番 ドラ6

四四四七八③④⑤456677

状況は、なんと一番恐れていた水口プロがトップ目、自分がラス目。
ただ、点差は1万点もない。
余裕を求めるにはどこかで勝負しなきゃいけないはずなのですが、この時は一度ドラの6を切ってダマテン。
特にポンなどが入らなかったらリーチなど変な思考をしていました。

基本的には、ドラを使える形で組みなおすか、6を切ってリーチをするのが普通。
この中途半端な選択をしているあたりに、ポイントに余裕があることで通常の思考ができなくなっているんですね><。

結果、「あとで追っかけられて放銃しても嫌だなぁ。」
と考えてダマテン続行をし、九をツモって1000オールのアガリ。

上乗せにもならず、効果的なアガリにはなりませんでした。
次の局に矢島プロに2000,4000をツモられ、マイナスの方が大きい親番となってしまいました。

そして状況はどんどん悪化していきます。
南3局、水口プロの親番。

自分の手牌が

①②③③③④⑤⑤⑥⑦⑦⑦45 ドラ6
簡単に清一色になりそうですが、ドラが6で水口プロが親。
水口プロはトイトイの仕掛けをしていて、既に3が3枚切れています。

ここで僕は⑤切りのダマテン。
そこで⑤に対して水口プロが「ポン!」

そしてすぐに
「ツモ!4000オール!」

一一④④666一ツモ ⑤⑤⑤ポン 二二二ポン ドラ6

自分の弱気がどんどん相手にプラスに働いていきます。
相手は強気にならざる得ない状況で相手にばかり譲っていては、そりゃもう勝ちなんてないでしょう。

次の局は僕があがり、矢島プロを抜かして3着となり、着順点を含めると

①僕が矢島さんに逆転される(1,100点差)
②水口プロが7700以上の点数をあがる

この2パターンが起きなければ通過という状況。
相手の手牌を止めることは難しいので、自分は形式テンパイでもいいからとにかくテンパイを取って矢島さんにテンパイ宣言をされても通過できる状況を作ることに思考を変えました。

そんな場面で、最後に親を迎えた吉田プロがテンパイ気配を出します。

ドラは⑦
そんな時、テンパイしている僕は⑦を持ってきてしまいます。

冷静になれれば、矢島さんは役満条件なのでテンパイを組むことすら難しい状況であり、僕はその動向をみながらこの⑦を抱えつつ残り数巡でテンパイを目指せていたでしょう。

しかし、この時はテンパイすることに対する意識が強すぎて、⑦を捨ててしまいます。

吉田「ロン」
静かに吉田プロが手牌を倒し、7,700点の失点。
役はタンヤオ。
待ちは⑦単騎。

最後に7000点差の矢島プロを追い抜けば通過でしたが、それも実らず流局し、僕の今年のオータムCSは終わりました。

最後の手牌は、3枚切れの6待ちでした。

五六七④④⑤⑥⑦⑨⑨⑨57 ドラ西

反省

あの余裕の状況から考えると、許されない結果だろうと思います。

自分の弱さというか、イマイチどう戦えばいいのかわからない、という状況から生まれた結果です。
これを終えて、死にたくなる思いもかなりありました。
けど、下を向いていても仕方ありません。
悪い場面はすべて自分の中で理解できている。
であれば、それを次の対局で活かせばそれでいい。
情けない自分を今は受け入れ、さらに強くなって来年は獲りたいと思います。

多分ですが、自分にとって最も獲りやすいタイトルだと思います。

ポイントに余裕がある時でも勝負を決める場所ではしっかりと覚悟を持って決める。
これがタイトル獲得に必要なことを改めて理解した1日でした。

終わった後、矢島プロとも少しお話が出来て、顔見知りの人と同卓でよかったと思いました。

いやーーー。悔しいねw
情けないね(´・ω・`)

これからまた一生懸命がんばります!

それでは!